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2021年 12月 6日 受験生が身に着けておくべきもの3選

 

 

こんにちは。担任助手の井上です。
本日は受験生が身に着けていくべきもの3選をご紹介します。
ちなみにこの文章は大きく作成者の主観に影響されていることをご留意ください。


さて、受験生が身に着けていくべきことはたくさんあります。
単純な学力や強靭なメンタル、健康的な生活リズムなど、枚挙にいとまがありません。

それらを挙げてもあまり実りはないと思いましたので、今回は
様々な書籍や動画などで話題となるものをご紹介いたします。


受験生が身に着けておくべきもの1つ目は習慣です。
多くの受験生にとって、受験とは1年以上かかる長いスパンの戦いになります。
そんな長い期間をモチベーションのみでやりきれる人間は決して多くありません。
むしろ意志の力とは、目の前の娯楽などの影響で、受験とは違う方向に
働いてしまう可能性まであります。

そこで多くの受験生が活かせるのが習慣です。
王政復古時代の偉大な作家、ジョン・ドライデンも、
”初めは人が習慣を作り、それから習慣が人を作る”という名言を残しています。

ではなぜ習慣が人を作るのかというと、習慣が生活リズムや思考法、
また学力などに多大な影響を与えるためです。

生活リズムは言わずもがなですが、なぜ思考法に影響を与えるかというと、
人には習慣化した出来事をしないことに不快感を覚える性質があるからです。
例えば、就寝前に歯を磨くことが習慣になっている人は、
歯を磨かずに寝ることに不快感を覚えます。

これは「口の中がすっきりしない」という単純なことよりも、
「いつもしていることをしない」ということに不快感を覚えているのです。

そして、これが勉強に適応されると、
「寝る前に単語帳を見ないと落ち着かない」などの思考になります。
このように勉強を習慣化すると、志望理由などの意志にかかわらず、
「勉強しないのがいや」という思考になります。
これが学力に及ぼす影響は言うまでもありません。

ちなみに、物事が習慣化するためには「二ヶ月間毎日」続ける必要があります。
もちろんできない日もできるかと思いますが、そんな日は
30秒だけ取り組んでみるということを意識してみてください。

 

さて、受験生が身に着けておくべきもの2つ目は環境です。

この「環境」ですが、勉強する場にとどまらず、もっと広いものを指します。

集中できる勉強場所や休む場所など空間的なものに限らず、
よく一緒にいる人、先生や先輩後輩、志望校やレベルが同じライバルなど、
自分の周りにいる人も環境の大きな一部です。
最も身近な5人の平均が自分である、というように、周りの人は自分を作ります。
なるべくレベルの高い環境に身を置くことを意識しましょう。

そして、受験生が身に着けておくべきもの3つ目は逆算能力です。

中国の思想家、孔子の名言にも
”人にして遠き慮り無ければ、必ず近きに憂いあり”というものがあります。
簡単に現代語訳すると、「遠い未来のことをしっかり考えないと、今苦労します。」
といった内容です。

これは本番まで残り僅かな受験生にとっては当たり前かと思いますが、
「合格点、目標点からの逆算」は長期学習計画作成のために必須です。

その逆算ですが、コツは「阻害要因まで加味すること」です。

例えば、10週間で参考書を100ページ進める計画を立てたときに、
単純な逆算では週10ページがタスクとなります。

しかし、ここに阻害要因を加えると状況が変わります。
例えば、3週目に学校行事があり、その期間はほとんど勉強できないと仮定します。
そうすると、学校行事を「参考書10ページ」と換算できます。
その場合、一週間でやるべき量は11ページと考えることができます。

このような計算の一番の長所は、予定のずれにくさにあります。
加えて、阻害要因まで考えた逆算は、部活と勉強など、
物事を両立するときにも大きく役立ちます。ご多忙な学生ほど、
この思考を身に着けておくべきといえますね。


まとめると、受験生が身に着けておくべきもの3選は、
①習慣
②環境
③逆算能力
です。

これらを身に着ければ、勉強効率は大きく上がると思うので、ぜひ
意識してみてください。

長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
この文章が皆さんの一助になれば幸いです。