この時期、私立大学の合否が次々と発表され、多くの受験生が一喜一憂するタイミングです。しかし、合否の結果に振り回されすぎると、本当に大事な「次の試験」への集中力が削がれてしまいます。特に、国公立大学の二次試験を控えた生徒にとっては、気持ちの切り替えは直前対策よりも重要とすら言えます。ここでは、受験の結果を冷静に受け止め、前を向いて進むためのメンタル管理法を2点だけお伝えします。
1. 合否は「通過点」と考える
合否はあくまで「過去に受けた試験の評価基準に基づく結果」です。合格したからといって油断してはいけませんし、不合格だったからといって実力が足りないと決めつける必要もありません。むしろ、これから受ける試験で最高の結果を出すことが最優先です。「本命の試験で力を出すために、この結果をどう活かすか?」という視点を持ちましょう。一番合格する可能性があるのは、一番対策してきた第一志望です。
2. 合格しても「まだ終わりではない」と意識する
合格した場合も、ここで気を緩めるのは禁物です。本命の大学の試験が控えているなら、「次の試験でさらに良い結果を出すために何ができるか?」を考えましょう。
- 本命の試験に向けて、どの分野をもう一度強化するか決める。
- 次の試験の出題の癖を確かめる。
合格したことを励みにしつつ、次に向けて気を引き締めることが大切です。
最後に
受験は最後まで結果は分かりません。最後の合否は1問・1点の差で決まり、1問・1点の差は気の持ちよう次第で変動します。最後こそ、百折不撓の精神を持ち、志望校へと突き進みましょう!