立春を過ぎても季節は未だ冬に籠もる様に
朝の温かい布団に籠もっていたいと願う程に寒い日々が続きます。
東進ハイスクール石神井校の丹後です。
東進では現在新年度特別招待講習を実施しており
体験を機に受験勉強の第一歩を踏み出す覚悟を固めた高校生も多く居ます。
このブログを読んで下さる皆さんは
受験勉強にどの様なイメージを抱いていますか?
夜も深い頃、ドテラを着てラジオを聞きながら机に齧り付く…
等というのは一昔前の印象でしょうか。
形は違えど、生活に必要な時間の全てを勉学に捧げる
全身全霊の闘いである事は、今も昔も変わらない様に思います。
では、全てを注いでも良いと思い
勉強に向き合う原動力は、何から生まれるのでしょうか。
ここで、アメリカの心理学者エドウィン・ロック氏が提唱した
目標設定理論を参考にしてみましょう。
人間が行動を起こす時は
課題達成の動機付けがきちんと為されている時です。
課題達成の動機付けとはつまり、頑張る理由です。
そしてこの頑張る理由を更に強める原因となる要素が3つあります。
◎目標の受け容れ ◎フィードバック ◎自己効力感 です。
目標の受け容れとは、その目標が当人にとって納得感の高い物であり
その達成に向け当事者意識を持てている状態です。
フィードバックとは、自身の行動を振り返る機会がある
または振り返りをしてくれる人が居る状態です。
自己効力感とは、目標を達成する為の能力を自らが持っていると認識する事です。
以上を纏めると
「達成したい目標・自分を信じられる自分・
PDCAサイクルがあれば頑張る理由が出来る」
という事になります。
目標を受け容れる為には、目標を作らなければなりません。
自分を信じられる自分を生む為には、信じるに値する力を付けなければなりません。
これが案外、難しい。
何故なら、行動する為のやる気が欲しいのに
ある程度行動しなければやる気が出ないのだから。
つまり、受験生になれば自ずと
ストイックな生活を送れると考えるのは大間違い。
想像している”受験生になった自分”は
現時点では仮初のペルソナでしかありません。
些細な一歩が大切なのです。
目標が無いから、一旦自分の興味を書き出してみる。
自信が無いから、一旦単語だけでも完璧になってみる。
その一歩を踏み出した途端
目の前に真っ直ぐな旅路が出現します。
あとはそれを進むのみ。
一度歩み出せば背中を押してくれる数多の手が現れます。
旅の途中はひとりぼっちになる事はありません。
「自分の未来は自分で切り拓く」陳腐な言葉ではありますが
受験の真髄です。
今この瞬間を大切にして
大きく道を切り拓いていって下さい!